1952年にスウェーデンのB医師が、「うさぎの骨の中に埋め込んだチタン製の機器がいざ取り外そうとすると骨とくっついて外れなかった」ということから偶然発見された"チタンの骨結合性の高さ"なのですが、インプラントの歴史においてはこのことが大きな発展の要因となっています。
インプラントがそれまで順調な発展を遂げなかったのは、ステンレスやコバルトクロム、金、サファイヤなどといった素材が、骨とうまく結合してくれないのが原因で、この問題がクリアされない限り前には進めなかったからです。
現在では歯科技工の技術の向上などによってインプラントの質はさらに向上し、その90%は15年以上使うことができるというまでになっています。
"歯"は、生後半年くらいして生え始める乳歯を"第一の歯"、小学校に入学する頃までに生え変わる永久歯を"第二の歯"と言いますが、インプラントが普及しつつある現在ではインプラントが"第三の歯"と言われるようになりました。
これは詳しく言えばまずチタン製の人工歯根を歯槽骨に埋め込んで、次にそれに歯を支えるものを連結し、その上に人工の歯を装着します。
インプラントとはもともと「implant:植立する」という言葉であることからも想像されるように、この治療における成功のカギは「チタンが骨に強固にくっついてくれるかどうか」にあり、それにはすぐれた技量やすぐれた衛生管理などのほかにも比較的長い時間を必要とします。
しかし従来の方法のように健康な歯を犠牲にすることもなく、かみ合わせの安定を長期間保つことができたり、咀嚼能力を回復することができる上に外見も機能も、付け心地も自分の歯に匹敵するものを期待することができます。
歯を失ったままの状態にしておくと、その部分の骨が吸収されてどうしても老けた顔立ちになってしまいますが、そのような心配もなく天然の歯と同様に適切なケアさえ怠らなければ充分長持ちさせることができます。
知っておきたいインプラント情報は、インプラントについて解説しています。
「80歳になっても自分の歯を20本以上持とう!」という、“8020(ハチマルニイマル)運動”が厚生省と日本歯科医師会によって掲げられて久しくなります。これは平成元年に掲げられてことしで20周年を迎えま・・・・